この記事では、2024年度吹奏楽コンクールの課題曲について、サックスパートを中心に演奏上の注意点をまとめました。
吹奏楽曲を年間100曲以上、吹奏楽のCDを30枚以上リリースした私が感じた、課題曲の演奏のポイントを公開します。
この記事を読むと、コンクールでより良い賞をとるための、練習のヒントを学ぶことができます。
練習を重ねていくと、同じ内容であっても感じ方が変わってきます。コンクールまでの半年間、ぜひ何度でもお読みください。
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1.共通の注意点
課題曲を演奏するうえで、注意すべき共通のポイントを解説します。
吹奏楽全般のサックスパートの演奏方法は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
1-1.どの楽器が主役かを考える
吹奏楽でサックスを吹く場合、次の3パターンの演奏方法があります。
- 他の楽器に溶け合わせる・他の楽器を引き立てる
- サックスが主体となって音楽を作る
- サックスと他の楽器が同等になるように演奏する
課題曲を演奏する場合、ほとんどが①のパターンになります。
どの楽器が自分と同じ動きをしているか、自分の音色が周囲とブレンドしているかは、常に意識しましょう。
1-2.メロディとハモリの考え方
理想は、メロディが1番よく聴こえているが、ハモリの音もきちんと鳴っている状態です。
課題曲では、1stアルトがメロディを、2ndアルト・テナーがそのハモリにまわる箇所が多くあります。
メロディを目立たせるために、ハモリのパートが極端に退いて演奏するのは避けましょう。
全ての音が聴こえていることが重要です。
また、音域によって、鳴りやすいパート・鳴りにくいパートがあるので注意してください。
各楽器の高音域・低音域は鳴りやすく、中音域は鳴りにくいのがサックスの特徴です。
1-3.マーチの演奏法(課題曲Ⅰ・Ⅳ)
マーチは基本的な構成や演奏方法が決まっています。課題曲に限らず、マーチを演奏する場合は、必ず理解しておきましょう。
基本的なマーチは次の構成で書かれています。
- 序奏
- 第1マーチ
- 第2マーチ(低音メロディが多い)
- トリオ(中間部)
- 間奏
- トリオの反復
テンポキープが最重要
マーチは「行進曲」の意味です。実際の行進よりは、コンサート用に書かれた楽曲も多く存在しますが、基本的なルールは同じです。
行進、つまり「歩く」ための音楽なので、テンポは一定にキープします。テンポが一定でないと、歩きにくいですよね。
テンポチェンジの表記がある曲も確かにあります。しかし、指示がない場所は、必ず一定のテンポを保てるように練習しましょう。
「テンポを一定で保つなんて簡単」というのは勘違いで、実はかなり難しい!メトロノームなしで録音してみると分かります。
低音楽器の刻みは歩幅を表す
低音楽器が表拍の刻みを、他のパートで裏拍の刻みを担当します。これは足の上げ下げを意識してください。
表拍の刻みは、裏拍の刻みと比較して長く演奏します。頭拍が8分音符で書かれていても、余韻を使って演奏することが多いです。
トリオの演奏はガラッと変える
特にトリオの演奏は、それまでの演奏とはガラッと変える必要があります。トリオとそれ以外の演奏が同じようだと、聴衆に飽きられてしまいます。
具体的には、トリオは次のように演奏します。
- 柔らかめの発音や音色
- 長いレガート
- 落ち着いた雰囲気(転調をする)
- 低音楽器の刻みは、長く演奏
2.各課題曲の個別の注意点
各課題曲の個別の注意点について、解説していきます。
課題曲Ⅰ.行進曲 「勇気の旗を掲げて」
テンポ・拍子・構成など全てにおいて王道のマーチです。
スーザなど様々な王道マーチを聴いて、曲のイメージを膨らませましょう。
冒頭
頭の付点4分音符は、適度に抜いて演奏する方が、曲の勢いが出ます。ただしアクセントなどの表記はありませんので、過度にやりすぎないよう注意してください。
4小節目の頭は決めて、2拍目のG.P.(全員休符)を揃えましょう。バスドラムは大きめに叩いた方が、決めた感じがはっきり出ます。
前の拍の2分音符も上手く利用しましょう。
練習番号A・B
記譜はmfなので、冒頭よりは軽いイメージで演奏しますが、冒頭と同じくアウフタクトの付点4分音符は適度に抜きましょう。同じ個所で2分音符で演奏しているパートも同様です。
11小節目の1拍目がスラーでつながっているメロディパートは、1拍目の4分音符をテヌートにして粘って演奏してみてください。
練習番号Bから、テナーサックス・トロンボーン・ユーフォニアムが担当する対旋律の2分音符はマルカートで、入りと切りをはっきり演奏します。その後の付点4分音符はメロディ同様に抜きます。
対旋律はやや大きめに演奏して、練習番号Aからの変化を出すのも有効です。
練習番号C・D
ここからダイナミクスがfになり、すぐにmfに戻ります。そのためfに変わったのが分かるように演奏できると良いです。
メロディも伴奏もフレーズ終わりの長い音符は発音したら脱力します。音を張ってしまわないようにしてください。
冒頭同様、小節頭の4分音符で決めて、2拍目がG.Pになる箇所があります。(50・66・68小節目)意識的に揃えましょう。
練習番号E・F
トリオは穏やかに演奏します。長いフレーズで歌いたくなってしまうところですが、過度にやり過ぎると穏やかな雰囲気が損なわれてしまいます。
2ndアルトサックス・3rdクラリネットの声部は埋もれすぎないように注意してください。
ベースラインはコントラバスのピッチカートの響きに合わせて、少し余韻を出せると良いです。また83・84小節目はわずかにクレッシェンドすると、歌った感じが出ます。
練習番号G
2拍ごとに4分音符が入れ替わりで登場します。どのパートも同じような音量・雰囲気になるようにアンサンブルします。
トリオの雰囲気を引きずらないよう、派手な音で入ってきてください。
2回目に出てくるアルトサックス・テナーサックス・ホルンのパートが聴こえにくいと思いますので、注意してください。
練習番号H・I
トリオと同じテーマが演奏されますが、この箇所はピッコロのソロが主役なのでトリオよりは抑えて演奏します。
トリオとは違いピッチカートはいませんので、きざみのパートは少し跳ねるように、活き活きと演奏してください。ただし音量が大きくなり過ぎないように工夫するように。
練習番号Iからはメロディにフルートが加わるので、全体的にボリュームを上げます。ピッコロ・フルートがメインなのは変わりませんので、バランスは意識してください。
練習番号K・L
練習番号H・Iのテーマが、楽器を増やして登場します。
メロディーパートはサックスと金管に移ります。フルート・クラリネットの声部はここでは装飾なので、少し控えめに演奏しましょう。
練習番号Lからは、テナーサックス・トロンボーン・ユーフォニアムが対旋律を担当します。ここはマルカートで、声部が増えたことが分かるよう、大きめに演奏してください。
最後の4小節がこの曲で唯一のffです。ここが最大音量とできるように、全体の構成を考えましょう。
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課題曲Ⅱ.風がきらめくとき
全体を通して柔らかい音色を使って演奏します。fの表記があっても硬い・派手な音色にならないように注意してください。
音色で変化を出しにくい分、響きの押し引きやアゴーギグ(速度変化)を使って音楽表現を行いましょう。
冒頭
テナーサックスなど4分音符の音階を持っているパートを中心に音楽を作ります。
下行音階になっていますが、デクレッシェンドはせず、むしろクレッシェンドのつもりで演奏してください。
低音楽器やホルンの長い音符は、コントラバスのピッチカートに合わせて、速めのデクレッシェンドを意識しましょう。
練習番号A・B
メロディのフレーズは徐々に長くなっていきます。それに合わせて少しずつ息で押して、想いが強くなっていくように演奏します。
音1つ1つではなく、スラーの単位で息を押すようにすること
スラーの頭の音をテヌートのつもりで演奏すると、想いの強さを表現しやすくなります。
低音楽器の4分音符は、小節頭の音に重心を置き、その前の音はアウフタクトとして演奏しましょう。
練習番号C
3連符を持つパートは、特に拍頭がアクセントにならないように注意してください。メロディの流れを邪魔してしまいます。
f・ffに向かって長いクレッシェンドだと思って演奏していきます。音色は常に柔らかい響きのまま維持します。
f・ffが近づくにつれて、楽器が増えていきますので、無理に単体の楽器で音量を増やすというよりは、全体の響きが増すような構成にしてください。
練習番号D・E
練習番号Dはトランペットが、練習番号Eは木管がそれぞれメロディを担当しますが、Dがmpに対しEがmfの音楽なので音量バランスが逆転しないように注意してください。
ですので木管はある程度音量を上げて演奏する必要がでてきます。
練習番号EからはPiu mossoなので、テンポをただ上げるだけでなく、音楽が停滞しないように前へ前へ演奏する意識を持ちましょう。
アルトサックスのソロはオクターブキーを使わない音が開いてしまわないように注意します。息をまとめてスピードを上げすぎないことを意識してください。
練習番号F・G
練習番号Fは、クラリネット・トランペットのメロディとそれを追いかけるサックス・ホルンの対旋律という2声部が中心になって音楽を展開します。
どちらの声部も均等に聴こえるようにバランスを調整してください。
一方で練習番号Gでは、2声部が合流し1本のメロディとなります。豊かな響きでフィナーレを演奏しましょう。
Gの低音楽器の保続音は、緊張感を維持する働きがあります。ティンパニを聴いて響きを揃えましょう。
練習番号H
全体を通して大きなデクレッシェンドがあるつもりで徐々に弱くしていきます。
2・3小節目で4分音符をもっているパートはデクレッシェンドを速くしすぎず、テヌートのついた1つ目の4分音符はしっかり歌い、2つ目の4分音符を余韻のようにとると音楽的です。
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課題曲Ⅲ.メルヘン
テンポや拍子が目まぐるしく変わる曲です。
全員がテンポ感を共有して演奏できるようにしましょう。特にベースラインは遅くなりがちなので、細心の注意をはらってください。
冒頭
冒頭の4分音符にはアクセントがないため、基本的には音を抜かないようにはっきり吹きます。マルカートの指示がありますので、音と音をつなげ過ぎないようにもしてください。
5小節目の低音楽器の伸ばしは張り過ぎず、ついたら少し引きます。次の拍に出てくる中高音の伸ばしとアンサンブルします。
練習番号A
最初の4分音符はレガートで、冒頭のマルカートと対比を出します。
アルトサックスのソロの入りは、頭からビブラートをしっかり入れることで、pであっても音の存在感を出せます。2拍7連は、3連符+16分音符4つのように感じても構成上問題はありません。
11小節目はa tempoで速いテンポに戻るので、サックスがビブラートをかける場合は速く入れる必要があります。(ノンビブラートもありです。)
また、低音楽器の3拍目をはっきり入れるよう狙ってください。この音でテンポが決まります。
練習番号B
アルトサックス・ホルン・トランペットの音形は、記譜にはありませんが冒頭のマルカートに近い雰囲気ではっきり切ります。pなので技術的に難しいと思いますのでよく練習してください。
低音楽器はスタッカートがありますが、過度に短くせず、コントラバスのピッチカートに吹き方を合わせてください。
スタッカートの語源は「離す」。
スタッカートのついた前後の音とを離したいので、「スタッカートは短く演奏する」という解釈になりました。しかし、過度に音を短くする必要はなく、前後の音と離れていれば、正しいスタッカートです。
このように音楽用語を深く理解すると、演奏の幅が広がります。音楽用語についてより深く学びたい方は、こちらの記事もご覧ください。
練習番号C
22小節目の1stアルトの8分音符で、meno mossoのテンポ感を出すので、重要な箇所です。
頭の音にテヌート、2つ目の音を軽く抜くと、ブレーキをかけた表現に聴こえやすくなります。
この吹き方に後に続く1stクラリネット・オーボエは揃えてください。
26小節目にritがありますが、25小節目の4拍目がアウフタクトになっているため、4拍目からブレーキをかけた方がしっくりくると思います。
練習番号D~G
冒頭のテーマが楽器やダイナミクス、テンポを変えて様々な形で登場します。
小節の2拍目から4分音符3つ並んで始まるのがテーマなので、テーマが動いている間、他のパートが出過ぎないように、バランスを整えてください。
爽快感を出すために、テンポの速い箇所ではダイナミクスがpの箇所であっても、スピードが速い息で演奏することを心がけましょう。
アクセントが入ったらしっかり音を抜いて、表現の違いを明確にします。
練習番号H
典型的なワルツの形に移行します。
ワルツの肝は小説頭の低音楽器と、2拍目3拍目に4分音符をとる裏打ちのパートです。
低音楽器にはスタッカートがありますが、ここでも過度に短くせず、コントラバスのピッチカートと余韻などの吹き方を揃えてください。
ワルツの音の長さ、吹き方は言葉で表すことは非常に難しいです。ワルツの名曲はたくさんありますので、ぜひ色々な音源を聴いて研究してみてください。
メロディも裏拍をあまり強調しすぎないように演奏します。
練習番号J
1小節ごとにテーマが演奏されるカノンのような形式になっています。
テーマを演奏する奏者は、入りをはっきり吹いて、カノンであることをはっきり示しましょう。
練習番号Kに向かって緩やかにダイナミクスが大きくなっているので、前に入ったテーマよりも大きく演奏するつもりで吹きます。
練習番号K・L
練習番号Kからはテンポが下がりますが、マルカートなのでベタベタ吹かず、音の切りをはっきりと発音しましょう。
92小節目からは冒頭の♩=152に戻ります。この8分音符のテンポは変えずに練習番号Lに入るとアンサンブルしやすいです。(♩=152の8分音符3つ分がLの1拍となります。)
この方法に慣れてきたら、Lのテンポをもう少しだけ落とせるとより音楽的になります。
練習番号M・N
2分音符以上の長い音符をとるパートが増えてきます。
長い音符を演奏する際は、必ず他の動いているパートに耳を傾け、動いているパートが聴こえるように道を譲りましょう。
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課題曲Ⅳ.フロンティア・スピリット
テンポが比較的遅めのマーチとなっています。
特に指示がない場合は、音を短くしすぎないように注意して演奏しましょう。
冒頭
アクセントの音を短く演奏しすぎないように注意します。
アクセントは小さいデクレッシェンドだと考えて演奏します。次の音符の頭まで余韻が残るように、柔らかく音を抜きましょう。
スタッカートもアクセント同様に余韻が残る柔らかく演奏します。舌で急に音を止めると、硬くなりがちで曲の雰囲気と合わなくなります。
練習番号A~D
練習番号A・Cでは、サックスとクラリネットが(Cからはホルンも)テーマを奏でます。
このテーマの2拍目裏の音符はアウフタクトだと考えて、次の1拍目の頭の音に向かうように意識します。
また伴奏群も含めて、全体的に跳ねるような演奏にならないように注意してください。アクセントを抜きすぎてしまうと跳ねるような演奏となってしまいます。
練習番号Bからは短調に転調し、少し落ち着いたテンションに移行します。前と比較して柔らかく・暗めのサウンドになるように意識してみましょう。
テナーサックス・3rdクラリネット・ユーフォニアムが担当している対旋律は積極的に主張します。記譜はmfですが大きめに演奏してかまいません。(ただし音が硬くならないように。)
練習番号Dはカノンのような形をとっています。16分音符が2つ続けて出てきた箇所がテーマの入りなので、はっきり演奏して、立体的に聴こえるよう工夫してください。
練習番号E・F
楽譜に記載はありませんが、練習番号Eからがトリオになります。
長いフレーズとなっていますので、最低でも4小節は1フレーズだと思って演奏してください。
練習番号Fからクラリネット・フルートにメロディが移行し、ホルン・トロンボーンが対旋律に移行します。
対旋律をはっきりめに演奏して、メロディのレガートとの対比を出しましょう。
サックス・ベースラインはレガートでメロディの補助的になっていますが、メロディ・対旋律を活かして控えめに演奏して大丈夫です。
練習番号G
中低音域のテーマが初めて演奏されます。ここは初めて登場するアクセントスタッカートを活かして、力強くはっきりと演奏しましょう。
8小節目から出てくる木管のメロディは、それまでの中低音楽器の力強さから一転して、レガートで美しく奏で、対比を出します。
木管の後はトランペットとホルンのファンファーレが登場します。スネアドラムの響きをイメージしてください。
練習番号Hの2小節目はG.P.(ゲネラルパウゼ・全員休符)です。直前の切りを決めて、休符をはっきり見せましょう。
練習番号H~J
練習番号Hからは再現部に入ります。
練習番号HはAの、練習番号Iはトリオのメロディをそれぞれモチーフにしています。
Iの木管の細かい動きはあくまで装飾ですので、吹きすぎてメロディが聴こえなくならないように注意して演奏してください。
1stアルトの最後のトリルは運指が難しいです。右手人差し指でG#キーを押すのも1つの手段ですので検討してみてください。
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