賛否が分かれる樹脂リード(プラスチックリード)について、メリットとデメリットを解説していきます。
また、樹脂リードには、葦(あし)のリード(=通常の木のリード)にはない、独特な注意点があります。
- 樹脂リードの特徴を知りたい。
- 以前に樹脂リードを使ってみたが、合わないと感じた。
私バージェスの、樹脂リードの評価はこちら!
総合的に考えると、葦のリードと同等かそれ以上
選定が必須、樹脂リード特有の選定での注意点もある
私自身、5年以上ソプラノ〜バリトンまで、樹脂リードを使用しています。
レコーディングなど、大きな本番も樹脂リードで臨みました。

樹脂リードを使う上で、注意点も解説しています。
「過去に樹脂リードを試して合わなかった」という方は、これから解説する注意点を知らなかっただけかもしれません。
ぜひ最後までお読みください。
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1.樹脂リードのメリット
まずは私が樹脂リードを使っている理由、メリットについて解説していきます。
1-1.音を出しやすい・コントロールがしやすい
樹脂のリードは、葦のリードと比べて、音がストレスなく出て、コントロールしやすいです。
特に弱音のコントロールは、樹脂のリードの方が圧倒的に楽です。
私が、樹脂リードを愛用してる1番大きな理由です。
「音が出やすい」というのは、次の通り非常に大きなメリットです。
- 音を出すことに意識を向けずに、音楽表現にだけ集中することができる。
- 緊張感のある本番であっても、「音が出ないかもしれない」という不安が低くなる。
1-2.状態を気にせず、長時間使える
樹脂のリードは、演奏し続けても、ほとんど状態は変化しません。
それに対して葦のリードは、吹きすぎてしまうとノイズが入りやすくなってしまったり、寿命が短くなってしまったりします。
例えば、1日中楽器を吹かなければならない日であっても、樹脂のリード1枚あれば乗り切れます。
1-3.日々の練習で、リードを選ぶ手間が減る
状態を気にせず、長時間使える樹脂リードであれば、リードを選ぶ頻度が圧倒的に減ります。
- 長い時間演奏すると、へたるので、適度に交換をしなければならない。
- 「新品のリードを買って、その中から選ぶ」ことを一定期間でやらなくてはならない。
このような手間が、樹脂リードを選ぶとなくなります。
少しでも練習時間を長くしたいので、リード選択の手間を減らしてくれる樹脂リードには、本当に助けられている。
1-4.奏法が安定する
リードに気を取られず、自分の演奏に集中できます。
楽器演奏は、口元に近い道具にほど影響を多く受けます。リードはその最たるものです。
樹脂リードの場合、いくら吹いても状態が安定し、一定です。
そのおかげで、「リードの状態が劣化して、演奏が悪くなる」ということが起きません。
1-5.きちんと選べば、初心者の方でも使いやすい
初心者の方こそ、樹脂リードから入っていくべきです。
「良いリードを選ぶ」というのは、大変難しく、技術が必要です。
質の悪いリードで練習を続けると、上達を妨げるだけでなく、変な癖がついてしまう可能性もあります。
樹脂リードの中で、良いリードを選んであげられれば、その心配はありません。
それに長持ちもしますので、その間に良いリードの吹き心地も覚えてもらえます。
1-6.コストパフォーマンスが良い
1枚あたりの値段は高いですが、丁寧に使っていけば、1年以上持つリードもあります。
今まで解説してきたメリットから考えると、コストパフォーマンスは抜群です。
いくら耐久性のある樹脂リードとはいえ、半永久的に使えるわけではありません。
2.樹脂リードのデメリット
次に、一般的に言われている樹脂リードのデメリットについて解説します。
私自身は、樹脂リードを愛用していますので、これらのデメリットに対する私なりの意見もご紹介します。
2-1.100点満点の音色は得られない
自分に合う樹脂リードを見つければ、90点の音色をコンスタントに出すことができます。
しかし、裏を返せば100点は取れないとも言えます。
音色は、演奏者の好みが大きいとはいえ、「探せば葦の方が良い音のリードが見つかる」という点は、私も同意します。
しかし、樹脂のリードは、
- コントロールしやすく、音がすんなり出る
- リードを選ぶ時間や手間がかからない
- それでいて、音色もそこそこ良い
総合的には、葦のリード<樹脂のリードと、私は考えます。
2-2.吹奏感が合わない
「樹脂リードは、吹奏感・吹き心地が合わない」という方も多いです。
特に、「樹脂のリードは、葦のリードに比べて軽い・抵抗感がない」という感想を持つ方が多いです。
抵抗感はマウスピースを変更すれば、生み出すことができます。
一方で、葦のリードが持つ、抵抗感の良さが好きな気持ちも理解できます。
私自身も、葦→樹脂に変更したときは戸惑いましたが、樹脂のリードには、前述したようなたくさんのメリットがあったので、慣れるまで吹き続けました。
2-3.音量が出にくい
抵抗感の話しとも繋がりますが、音量は確実に葦のリードの方が出ます。
大きな音に聴こえさせる手段は、音量だけでなく、次のような方法もあります。
- はっきり発音して、音を出す
- 音色を硬くする
- ビブラートを多めにする
私自身は、樹脂リードで、ソロ・カルテット・吹奏楽・オーケストラに参加しましたが、音量で困ったことはありません。
3.注意点
樹脂リードの良さはわかりました。
でもやっぱり樹脂リードは合わないんだよなぁ…
それは、これから解説する注意点が、守られていなかったのかもしれない。
悩んでいるのなら、注意点を守って、再チャレンジしてみてほしい。
3-1.購入するモデル・硬さを決めていても、必ず選定する
樹脂のリードは、葦のリードのように、天然素材を使っていないから、品質にバラツキはないですよ〜
そっか、じゃあ1番手前にあるやつを…
ちょっと待った!!
「樹脂のリードの品質にバラツキがない」なんて嘘!
「樹脂のリードにバラツキがない」ということは、残念ながらありません。
特に楽器を演奏歴が長い方は、葦のリードで「品質が安定し〜」というセールストークには騙されず、買ったリードから良いものを選びます。
しかし、「樹脂のリード=品質が安定してる」と信じてしまいます。
その証拠に、樹脂リードを数枚試しただけで、「自分には合わない」と考えてしまう人が多いです。
「品質にバラツキ=悪」だとは考えていない。
演奏者によって、口の形や奏法も違うので、「万人にとって良いリード」なんてない。
バラツキがあるからこそ、自分に合ったものを選べる。

私自身は、樹脂リードを選定して、購入しようと思えるのは、1割を切ります。(10枚から選んだら、1枚あるかないか。)
比率は、葦のリードと大差ないかな、と感じています。
3-2.相性の良いマウスピースを探す
葦・樹脂、どちらのリードを使う場合であっても、マウスピースのメーカーやモデルを変える必要はありません。
しかし、同じメーカー・モデルのマウスピースであっても、樹脂リードが合う個体と合わない個体が、はっきり分かれます。
葦のリードで選んで、良い質のマウスピースであったとしても、樹脂との相性が良いとは限らない。
マウスピースの選定は、樹脂リードを使って行うべし。
葦のリードと合わせていたマウスピースで、樹脂のリードを吹いただけで、「合わない」と感じてしまうのはもったいない。
お気に入りのマウスピースであっても、組み合わせは疑ってみよう。
4.レジェール シグネチャーモデル
樹脂リードは、何種類かありますが、圧倒的にオススメしているモデルは、
レジェールリードのシグネチャーモデルです。
音色が他の樹脂リードと比較して、ダントツに音色が良いです。
ぜひ皆さんも試してみてください。
樹脂のリードには、抵抗感を感じる人も少なくありません。
「1度試したけど合わなかった」という方も含めて、この記事を読んで、樹脂リードにチャレンジしてもらえると嬉しいです。
選定品リード販売のお知らせ
音色・演奏に大きな影響を与えるリードですが、一般的に、楽器やマウスピースのような選定品は販売されていません。
良いリードを良い演奏に直結します。また、良いリードを知らないと、良いリードを選ぶ技術も身に付きません。
詳細は以下のリンクを参考にしてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。