レビュー

セルマー新作、シュプレーム(Supreme)を忖度なしでレビュー

セルマー新商品、シュプレームについて、試奏できる機会がありましたので、特徴を忖度なしでレビューしていきます。

私自身、ソプラノ〜バリトンまで全てセルマーを愛用しており、今でもレコーディングやレッスンのお仕事で、セルマーを使用し続けています。

そんな私バージェスの、シュプレームの印象はこちら!

結論

新品のセルマー、買うならシュプレーム一択

音程・操作性は抜群

他の方のレビューを見ても、概ね好印象でしたが、実際に吹いてみると本当に良い楽器でした。

ですが、シュプレームの特徴について、気になる点もありましたので、ぜひ最後までお読みください。

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比較対象・前提条件

比較対象と前提条件を簡単に載せておきます。

条件
  • マウスピース…セルマーコンセプト
  • リガチャー…BG
  • リード…レジェール シグネチャー 3番
  • 私の現在の使用楽器…セルマー シリーズ2 47万番台
  • 比較した楽器…セルマー ジュビリー シリーズ2
シュプレームとシリーズ2
ジュビリーシリーズ2(左)とシュプレーム(右)

1.シュプレーム(Supreme)の特徴

ジュビリーのシリーズ2と比較や、私自身が感じたシュプレームの特徴を解説していきます。

1-1.音色

シュプレームの音色は、やや暗めで、重厚感を感じました。

一方で、華やかな感じは、やや薄らいだ印象です。

しかし、「従来のセルマーと音色が全然違う」ということはなく、セルマーらしい音色も感じます。

バージェス

私自身、音色の好みは、47万台のシリーズ2>シュプレーム>ジュビリー

1-2.音程

音程は、従来のセルマーの中ではダントツに良いです。

特に、鬼門である真ん中と高音のド#については、補正システムが見直されており、変え指の必要はありません。

ド#の替え指は、音程以外にも「抵抗感のある吹きごこちにする」という意味合いもありますので、人によっては好まれないかもしれません。

ド#以外の音程も、演奏者が補正をしなくとも、±15セント以内には収まってくれる印象でした。

セオリー通り、低音域はやや低め、高音域はやや高めになるので、吹いていて大変気持ち良いです。

補正キーがリニューアルしたド#をはじめ、全体的に音程が良い

1-3.キーの操作性

キーはかなりコンパクトな配置になりました。

サックスのキー名称がわからない方へ→サックスのキー名称

特に、パームキーはかなりコンパクトで、手の大きい人にとっては、逆に操作しにくく感じる可能性があります。

また、E♭・Cのキーと、リニューアルされたTfキーは、操作に慣れが必要だと感じました。

シュプレームC・E♭・Tfキー

1-4.吹奏感・コントロール

吹奏感は全体的に軽めで、すぐに息が反応する印象を受けました。

高音域・低音域は非常に出しやすく、中音域と奏法を変えることなく、演奏することができます。

最高音ファ#であっても、かなり演奏しやすいです。

逆に、従来のサックスのように演奏すると、(特に低音域は)音が当たりません。

また、息がすぐに反応する反面、p・ppの弱音での演奏が難しくなっているように感じました。

しかし、弱音をうまくコントロールできると、すごく遠鳴りをする印象を受けます。

ネックの形状もリニューアルされました。(若干細くなっているように見えます。)

シュプレームとシリーズ2 ネック比較
下がシュプレームのネック

ネックだけで演奏しても差は歴然で、シュプレームの方が、かなり息がまとまり、音が開きません。

1-5.フラジオ

通常の高音域だけでなく、フラジオ音域もかなり当たりやすいです。

また、高音ミ・ファ・ファ#は、パームキーを使った通常運指と、フロントFキーを使ったフラジオ運指の吹奏感の差が、ほとんどないことに驚きました。

1-6.(おまけ)ネジの位置を動かせる

話題となっている「ネジの位置を動かした」場合です。

面白い機能ではありましたが、通常の位置でセットした方が、響きが豊かに感じました。

自分なら使うことはないかなと…

シュプレーム ネジ位置

2.シュプレームに対する総括

以上の特徴から、私が感じたシュプレームについての考えを、最後に紹介します。

総括
  • 音はセルマーの雰囲気を残すが、吹奏感はまるで別の楽器
  • 全ての音域で、同じように演奏できる
  • 音程的にも、テクニック的にも非常に演奏しやすい

既存のシリーズ2・シリーズ3という枠組みでは、マイナーチェンジしかできません。

マイナーチェンジの域から出てしまうと、もはやシリーズ2・シリーズ3とは呼べない、別の楽器となってしまうからです。

フルモデルチェンジをすることで、操作性が格段に上がっています。

セルマー社の本気を感じましたし、この楽器がこれからの世代のスタンダードになるのかと、予感もしました。

しかし、ここまで操作性が高くなると、逆に心配になることもあります。

もともとサックスは、他の管楽器に比べ、あまりに音が出すことが簡単です。

そのため、どんな演奏法でも、ある程度のレベルで吹けたような錯覚におちいりがちです。

そのような流れを更に加速させる力さえ、このシュプレームという楽器には感じました。


今回は、セルマーの新作、シュプレームについて私なりの感想を書かせていただきました。

このブログでは、サックスに関する演奏法・上達のヒントを詳細にまとめています。ぜひ他の記事もご覧ください。

例えば、総括で書いた「どんな演奏法でも、ある程度吹けたような錯覚」を取り除くには、オーバートーン練習が効果的です。

オーバートーンは、音のツボがかなり小さくなるため、正確に演奏する必要があるからです。詳しくは次の記事をご覧ください。

>サックスのオーバートーン・倍音のコツ~譜例あり!音色改善の練習法

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。