音の出だしに悩んでいませんか?
サックスは美しく音を立ち上げるのが、難しい楽器です。
私自身も吹奏楽コンクールで、ppで繊細に立ち上がる箇所で苦労しました。
その際、これから解説する方法を試したところ、あっさり解決しました。
私、バージェスが考える、音の立ち上がりを攻略するためにすべきことはこちら!
タンギングだけで音を立ち上がる(音の出だしでやることを減らす)
今回紹介するやり方は、かなり即効性の高い方法です。
「知っているか・知らないか」それだけでかなり大きな差があります。
ぜひ最後までお読みください。
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多くの情報から学び、たくさん練習しているのに、自分では気付かずに方向性を間違え、変な癖や固定観念のせいで上達できない人が、実は数多くいます。
多くの情報から、あなたに合った演奏法を見つけることは、本当に難しいからです。
大切なのは「自分に合った、正しい演奏法を知ったうえで」練習すること。努力する方向性を間違えないことが大切です。
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上達すれば、周りからの称賛も得られ、あなたのサックスライフはより充実したものになります。
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1.音の出だしが上手くいかない要因とその対処法
1-1.音の立ち上がりが上手くいかない理由
音の立ち上がりが上手くいかない理由は、音が立ち上がる一瞬で、多くの作業をやり過ぎているからです。
- アンブシュアを作る
- 楽器に息を入れる
- タンギングをする
これら3つの作業を、音が立ち上がる一瞬のうちに同時で行うのは、かなり難しいです。
1-2.音の立ち上がりの対処法
音の立ち上がりを綺麗にするには、やることを限定します。
音の立ち上がる瞬間には、タンギングだけをする。
「アンブシュアを作る」「楽器に息を入れる」という工程は、音を出す前に行います。
具体的な手順は、次の通りです。
- アンブシュアを作る
- タンギングをした瞬間と同じように、リードと舌を触れた状態にする
- 息を吹き込む
- 音を出す瞬間に、舌を離す
リードが振動することで、音が鳴ります。
そのため、舌でリードの振動を止めてしまえば、息を入れたとしても音は鳴りません。
息は入れ続けているので、舌を離した瞬間に、音が鳴ります。
難しい音の立ち上がりだからこそ、やることを減らしてシンプルに。舌の離し方を中心に研究しよう。
力強く立ち上がりたい場合は、タンギングだけでなく、息も同時に入れてみよう。
2.マウスピースとリードのセッティング
マウスピース・リードのセッティングを誤ると、どのような奏法をしても、繊細に音を立ち上がることはできません。ポイントは次の2点です。
- 抵抗感が重すぎる組み合わせにしない
- マウスピース・リードはきちんと選定したものを使用する
2-1.マウスピースとリードの組み合わせ
マウスピースとリードの組み合わせによる、抵抗感は次の通りです。
抵抗強い | 抵抗弱い | |
マウスピース | 開きが広い | 開きが狭い |
リード | 硬い (番手が大きい) | 柔らかい (番手が小さい) |
「抵抗感が強い方が、太い音色が出て、響きやすい」といって、コントロール度外視でセッティングをよく見かけますが、狙った場所で音が立ち上がらなければ意味がありません。
私自身は、抵抗感弱めでコントロールしやすいセッティングを優先して、音色や響きは技術で補うようにしています。
2-2.マウスピースとリードの選定
マウスピース・リードは同じ型番でも、個体差が大きいです。一流ブランドでも同様です。必ず選定したものを使用してください。
私はセルマーのマウスピースを愛用していますが、同じ型番のものをお店で試しても、ほとんど音が出ない個体さえ見かけます…
選定のポイントは、「良い音を出そうとしないこと」です。
吹き方を変えて、どれもそれなりな音が出てしまうと、結局どれを選んでよいのかが分かりませんし、道具に自分を合わせている状態になっています。
道具に奏者が合わせるのではなく、奏者に合う道具を探す。
リードの選定方法のより詳細な内容については、こちらの記事をご覧ください。
>サックスのリードの選び方〜新品を買う→使い始めまでの正しい行程
選定品リード販売のお知らせ
音色・演奏に大きな影響を与えるリードですが、一般的に、楽器やマウスピースのような選定品は販売されていません。
良いリードを良い演奏に直結します。また、良いリードを知らないと、良いリードを選ぶ技術も身に付きません。
詳細は以下のリンクを参考にしてください。

3.音の立ち上がりの裏ワザ
音を出すのと同時に、どこか出す音で使うキーをおさえます。
全てのキーをおさえる必要はありません。例として、次のような運指を使います。
- 音が出る前に、予め1・2・3のキーはおさえておく。
- 音を出すタイミングで4番キーをおさえる

サックスのキーの名称はこちらを参照ください。→サックスのキー名称
これだけで劇的に、音の立ち上がりが楽になります。
キーを強く叩きすぎたり、たくさんのキーを同時におさえたりすると、キーノイズ(キーを閉じたときに鳴る音)が目立ち過ぎてしまいます。
4.音の立ち上がりの重要性
サックスに限らず、全ての音楽で音の立ち上がりは、最も大切なテーマの1つであると言えます。
音を録音して、音の始まりを切り取る編集をすると、何の楽器を演奏しているのか分からなくなります。
つまり、初めの発音が演奏の印象を決める、耳につきやすいポイントでもあるということです。
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今回紹介した内容は、あくまで一例です。レッスンではあなたのタンギングの問題に合わせた、個別の課題解決プログラムをご提案します。
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まとめ
音の立ち上がりを攻略するための方法・ポイントは次の通りです。
- シビアな音の立ち上がりは、タンギングだけで行う。
- 難しい場合は、音の出と同時にキーをおさえる。(キーノイズ注意)
- マウスピース・リードのセッティングを再検討する。
- 音の出だしは、演奏の印象を決める。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。