サックス教本の代表であるラクールの練習方法を、1曲ごとに解説します。
ここでは、第5曲目を解説します。演奏例は、こちらで公開しています。
ラクールには本来、ピアノ伴奏はありません。
しかし、サックスのような単音楽器(1度に音が1つしか出せない楽器)であっても、和声の流れを意識して演奏することは大切です。
私自身、ラクールは50曲全てを学習しました。
また、ラクールに関しては独学でも、レッスンを受けたことも、レッスンをしたこともあり経験豊富です。
私自身がつまづいた点、レッスンする際に重視している点を中心にまとめました。ぜひ、最後までお読みください。
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大切なのは「自分に合った、正しい演奏法を知ったうえで」練習すること。努力する方向性を間違えないことが大切です。
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全体を通じて
演奏全体の注意点を解説します。
この練習曲のテーマ、習得すべき技術とも言えますので、特に意識して練習しましょう。
3/4拍子
聴いている人にも、3拍子の曲だとわかるように、拍子感を出して演奏します。
次のように演奏すると、3拍子の雰囲気が出しやすいです。
- 1拍目→1番の強拍
- 2拍目→1番の弱拍
- 3拍目→1拍目に向かうように演奏し、エネルギーがある
3拍目を上手く表現できると、曲に推進力が出ます。
「拍子感」を使って音楽を表現できると、ワンランク上の演奏になります。
拍子感を大げさに出し過ぎてしまうと、かえって不自然になります。
節度のある表現を心がけましょう。
真ん中「レ」・「ミ」の音程
真ん中「レ」・「ミ」が多く登場する曲で、音程が高くなり過ぎないように注意します。
オクターブ下の音を演奏するときと同じような、アンブシュア・息づかいをすると、音程が上がりにくくなります。
真ん中「レ」・「ミ」の音程改善のヒントや練習方法は、こちらの記事により詳細にまとめています。
大きな跳躍
33〜35小節目と41〜43小節目が難しいです。
跳躍はあってもレガートでの演奏が求められます。
レガートで演奏するために意識すべきポイントは次のとおりです。
①3つの音の鳴りを均等にする
1・3拍目は高音域で鳴りやすく、2拍目は中音域でこもりやすいです。
3拍子の2拍目は弱拍ではありますが、1・3拍目との差が大き過ぎるとフレーズが不自然になります。
高音域・中音域どちらも良い音がする吹き方を見つけましょう。
理想は全て音域が同じ奏法で、良い音が出る状態です。練習方法はこちらの記事にまとめています。
>ロングトーン応用編~サックス・吹奏楽奏者に向けた効果的な練習
②指を速く動かす
どんなテンポの曲でも、指は速く・テキパキと動かすのが基本です。
特に34・42小節目、高音「シ」→「レ」の動きは要注意です。
「レ」が裏返ってしまう場合は、左手の中指・薬指の動きが遅い可能性が高いです。

この2つの指を、他の指より早く動かすつもりで演奏しましょう。
個別のポイント
各小節やフレーズごとの個別の注意を解説します。
13~16小節目
9小節目途中から、クレッシェンドした音量をキープします。
13小節目からの音域は、こもりやすく鳴りにくいので、意識的に音量をキープするようにしましょう。
23小節目
頭拍の高音「ド」の音色に注意します。
鳴りやすい音ですが、フレーズ全体からはみ出ないように。前の小節から、段階的にクレッシェンドとなるように演奏します。
24小節目
2小節かけてクレッシェンドした音量を、1小節でデクレッシェンドするので、急激に音量を下げます。
ただし、頭拍の「ラ#」は重要な音なので、しっかりタンギングして鳴らした後に、デクレッシェンドします。
61〜64小節目
デクレッシェンドした先のフレーズですが、小さくし過ぎないように演奏します。
音量記号は書かれていないので、49小節目に書かれたmfがまだ有効です。
軽くフレーズをとじる程度で十分です。
ラクール全般の練習方法や次の曲に進むべきタイミングなどについては、こちらの記事で解説しています。合わせて参考にしてください。
>サックス教本・エチュード~ラクールの練習方法と得られる効果
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