楽器演奏全般

サックス・吹奏楽の音程の取り方・コツ〜正しい音程とは

第1回~第3回の音程の解説で、より美しく聴こえる音程のルールを数多く紹介してきました。

「チューナーぴったりでなくとも、音程を良くする」ことを解説していますので、音程に悩んでいる方、こちらもぜひお読みください。

音程の攻略法①~サックス・吹奏楽の音程の取り方・コツ〜絶対音感と相対音感

音程の攻略法②~サックス・吹奏楽の音程の取り方・コツ〜和音の取り方と演奏方法

音程の攻略法③~サックス・吹奏楽の音程の取り方・コツ〜メロディ・個人練習

「音程を合わせること=チューナーの真ん中に合わせること」ではないことを解説していきました。

そうなると、次のような疑問が出て来るのではないでしょうか?

音程に悩む
男性奏者

「正しい音程=チューナーの真ん中の音程」とは限らないことはなんとなく理解できた。

けど、音程を高くしたり低くしたりするルールが多すぎて、結局どうすれば良いかがわからないよ…

さまざまなルールがある中で、結局何が正しい音程なのか、ということを解説してきます。

この記事を読んでほしい方
  • 全ての音がチューナーにぴったり合うのが良いことだと思っている。
  • 前回まで解説した音程の法則をどのように選べば良いのか考え方を知りたい。

私バージェスが考える、正しい音程の定義はこちら!

結論

音程には答えがない。奏者の好みやセンスが問われる。

センスは有るか無いかではなく、練習で磨いていくもの。

「センス」と聞くと「自分にはセンスがない」と諦める方も多いですがそれは明らかに間違えです。

確かに天才的なセンスを持つ人がいる、というのは否定しませんが、それはごくごく少数です。

センスは、有るか無いかを問うものではなく、磨くものだと理解してください。

今まで解説してきた音程のルールを理解することはもちろん大切ですが、今日お伝えする考え方が最も大切です。

どんな音程で演奏すれば良いか、指針を示していきますので、ぜひ最後までお読みください。

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1.正しい音程の考え方

第1回〜第3回までで、「正しい音程=チューナーの真ん中の音程」とは限らない、ということを解説してきました。

音程を高くとった方が良い場合、低くとった方が良い場合、それぞれ法則がありますが、「音程の幅を広くとること」が基本です。(前回までの復習)

ですが、これらの法則は矛盾が生まれることがあります。具体的には次のような例です。

音程の法則に矛盾が出る例
  • 高音楽器を担当している→音程は高めにとるべき
  • 下行形の音の並びを演奏している→音程の幅を広くとっって、徐々に音程を低くしていくべき

このような場合では、結局のところ音程は高くすべきか低くすべきか、はっきりしません。

しかも何セント高くとか低くとか、具体的な指示もありません。

つまりルールだけでは、実際の音程をとることができないということです。

実際に音程を考える際、答えとすべきは次のポイントです。

演奏者自身が、「気持ちいい」と感じるポイントで音程をとる。

つまり、人それぞれ正しいと感じる音程が違うということです。

2.音程に関する誤解

「正しい音程を測ることができるので、音程には答えがある。」というのは誤解です。

音程はチューナーを使って、平均律上で正しい音程を測ることができる。このことが音程に対する誤解を生んでいます。

「音程」ではなく、「音色」だとしたらどうでしょうか?おそらく大多数の人が、次のように考えるのではないでしょうか?

音色についての考え方
  • 様々な音色があって、どの音色が好きかは、その人の好みによって違う。
  • 「完璧な音色」は存在しない。

音程は音色と同じで、「好み」が重要視されます。

チューナーで、音程を数値化できてしまうことで、「絶対的な答えがある」と誤解しがちな方を多く見てきました。

ただし、平均律(=チューナーの値)で正しい音程をとることを無視しては良いわけではありません。(全て平均律で演奏され、音程の上下ができないピアノの演奏を美しいと感じますよね。)

チューナーの値から大きく外れた音程は、演奏を聴く多くの人にとって、違和感を感じる演奏となってしまいます。

平均律(=チューナーの値)から大きく外れる音程は、許容し難いが、音程も音色と同じく、好みが重要視される。

バージェス

どこからが「チューナーの値から大きく外れる音程」と考えるかも、演奏者自身の好みによります。

また、周りのパートがどんな演奏をしているか、自分が演奏した前の音とのつながりによっても、音程の選び方は変わってくる。

3.音程の法則とセンス

第1回〜第3回で解説してきた音程の法則と、ここまで解説した「音程の好み」の関係をまとめます。

音程の法則
  • 音程の法則に従った演奏→多くの人が音程が良いと感じる。
  • 音程の法則と反対の演奏→音痴な演奏に聴こえやすい。
問題点
  • 具体的に何セント高く(or 低く)音程をとればいいかの答えがない。
  • 音程の法則に矛盾が出ることもある。

最終的にどのような音程で演奏するか、これは演奏者の「好み」によります。

しかし自分の好みだけで音程を決めてしまうと、多くの聴衆の方々に受け入れられる音程とは異なってしまうことがあります。

つまり、音程を選ぶときには「センス」が必要になります。

音程の法則通りに演奏することで、多くの人の好みに合致する音程となりやすい。

最終的にどの音程で演奏するかはセンスによる。

この記事の冒頭でも書きましたが、「自分にはセンスがない」と言って諦めるのは大きな間違いです。

センスは「磨くもの」であって、有るか無いか、0か100かというものではありません。

バージェス

私が音楽を始めたのは、高校に入ってから。それまでは音楽の授業を適当にこなしていただけだ。

こんな奴に音楽のセンスがあったなんてあり得ない。センスが磨かれるような、日々の練習の積み重ねで今がある。

センスに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。

>サックス・吹奏楽部員のための音色改善・イメージの重要性とセンスについて


第1回〜第3回で解説した音程の法則を、選びとるための考え方について、本日は解説していきました。

「正しい音程=チューナーぴったりの音程」という考え方は正しくない、

自分が気持ちいいと感じる音程を選ぶ必要があるということを理解していただけたら嬉しいです。

今回の記事までは、音程の考え方が中心でしたが、次回は正しい音程を選び取る具体的な練習方法につき解説していきます。

「音程の取り方・コツ」第5回はこちら!

音程の攻略法 第5回~サックス・吹奏楽の音程の取り方・コツ〜正しい音程の練習方法

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。